トレードの基本である、押し目買い、戻り売りについてお話ししていきます。
環境認識が出来ていて、下がる環境でエントリーが出来ていれば、ショートで逆行する可能性は低くなります。
その上で、リスクを下げるために短期足でエントリータイミングを取ります。
売りの力が強ければレジスタンスから反転して即下がります。
が、エントリー後に逆行することもあるので、このラインで止められて下がることを、短期足で確認するのです。
逆行する理由は、売りの力が、買いの力に負けているからです。
ではどうすればいいのかというと、売りの力が強くなったタイミングでショートエントリーすればいいのです。
レジスタンスとサポート
高値が強いレジスタンスラインに到達して落とされた場合だと、いくら上昇トレンド中であっても、逆行しやすくなります。
押し目付近の戦いで買い側が勝った場合でも、戻り売りが入って落とされます。
ロングを狙う場合、下に強いサポートラインがあるほど有利となります。
サポートラインが強い相場であれば、到達した瞬間に勢いよく伸びます。
V字で反転することも多いので、タイミングを取りづらいことも多いですね。
とは言え、サポートラインが強いと思っていてもすっぽ抜けていくこともあるので、それを防ぐために、押し目付近の戦いを見ておくわけです。
基本となるエントリーポイント
ダブルトップ上昇崩れのショートの画像。
上の画像が基本的なエントリーですが、
ショートエントリーの図です。
1.戻り目となるレジスタンスで止められている。
2.高値が切り下がっている。
3.上昇の期待感を折る陰線が出る。
4.MAで抑えられている。
5.上昇トレンドが崩れている。
全部揃っている必要はないですが、これらの条件が重なっていると、エントリー後に伸びやすくなります。
逆行するパターン
短期の上昇が崩れても、そのまま安値を抜けていくとは限りません。
自分が下降トレンド形成を狙っているのに対して、敵である上昇の力が存在しているからです。
下降の力が上昇の力に負けると、上昇していきます。
上の図は、黒線の上昇崩れでショート後、逆行しています。
ピンクの上昇波の押し目買いが入り、売りの力が負けたため、上昇しているわけです。
また、「売り側の建値決済」や「レートを守ろうとする買い」などで、安値付近から反転してしまう可能性もあります。
もちろん、買われて多少上昇したとしても、売り側の力が強ければ、そのまま下降が継続します。
解決策
押し目買いが入るまでの値幅を取る
上の図では、ショートエントリー後、押し目買いが入るまでに距離があるため、ボラにもよりますが、多少の値幅を取ることができます。
この上昇が入るまで、ある程度の距離があるとは限らず、ショートを打った直後に買いに負けて、逆行する可能性もあります。
上昇トレンド対下降トレンド
上に強いレジスタンスが見当たらず、押し目から上がり始めた場合でも、逆行したり、なかなか高値まで上昇していかないことも多々あります。
MAで抑えられてのエントリー
画像
MAにひげをひっかけて、落とされ、陰線をつけたところをショートです。
MAは見ている相場参加者が多いので、最も使えるインジケーターと言っていいです。
MAにひっかけた足で陰線をつけることがコツです。
15分足でMAに引っ掛けたときは、15分足で陰線をつけること。
30分足でMAに引っ掛けたときは、30分足で陰線をつけること。
これで一時的に売りの力強くなることが多いので、ショートエントリーを狙えます。
ただし、安値を更新していくとは限りません。
ここからの売りが、ある程度の値幅を下げた後、買いの力に負けて上昇していく可能性もあります。